僕がCisco Systemsを選んだわけ

自分は次のステージとして、ネットワーク業界のGiantで知られる
Cisco Systems(以下シスコ)を選びました。

シスコは買収戦略で規模を拡大し、インターネットやイントラネットを
はじめとする業界に、様々な影響を与えてきた一大コングロマリットです。
毎年、Visual Networking Indexというデータも発表しており、興味深い
データを自分も業界のコンサルタントとしていつも参照してきました。

モバイルクラウドという概念を提唱し、推進してきた自分としては、
モバイルとクラウドの将来像はいうまでもなく特に気になる分野でした。
近年、それがワークスタイルの改革につながり、IoT (Internet of Things)、
(※シスコではIoE、 Internet of Everythingといっています) の実現による
コンピューティングやデバイス、そして生産性や創造性のあり方に対する
抜本的な変革に繋がろうとしていることを痛切に感じており、この領域を
深堀する必要性を感じていました。

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【参考】
マクニカネットワークス「LANch BOX」
での2011年11月の八子インタビュー記事
「コネクテッドピープルが企業をどう変える?
2011年モバイルクラウド最前線」

http://www.macnica.net/lanch/lanch2011/in01.html/

 

 

そんな背景から自分は、Cloud, Mobile, IoE(Internet of Everything)の
領域を中心としたビジネスにシフトし、そこから新しいビジネスモデルや
アライアンスのあり方、また技術戦略の潮流を作っていく事が、
ICT業界の、ひいては技術立国日本に貢献できるのではないか、と
常々考え、提唱してきましたが、これまでのコンサルティング組織
ではそれをもっと押し進める事に限界感を感じていました。

それらをすべて備え、強力に実現可能なのがシスコだったわけです。
シスコとはIoEの領域での協業もしてきたので、話がスムーズでした。

シスコは昨年2013年「コラボレーション革命」という書籍を出版しています。
中身は技術やネットワーク、コラボレーション製品の話ではなく、
世界最先端のワークスタイルを実現しているシスコが、お客様と一緒に
歩んできた働き方の変革に対するステップを順を追って解いている、
わかりやすい本です。
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これに代表されるように、シスコは既にハードウェアのみならず、
自らを試金石に、FlexibleでDiversityあふれる未来の働き方を、
クラウド、モバイルといったコラボレーションを支える技術と共に
実現するお手伝いをする企業に生まれ変わりつつあります。
2014年3月25日現在、こんな発表もしています。

米シスコがクラウド事業参入
2年で10億ドル超投資
パートナーを通じて「Cisco Cloud Services」を販売する。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2502B_V20C14A3000000/

 

詳細は4月以降徐々にアナウンスされていくと思いますが、自分は
そのシスコの中で、上記領域を中心に、業界知見あるコンサルから
ICT業界の、そして日本の未来を作っていくビジネスを創るお手伝いを
するサービスビジネスとしてのコンサルティングに軸足を移します。

自分が思い描いたモバイルクラウドの世界観を、戦略、組織、技術
すべてのパーツを組み合わせて「将来のもの」から「現実のもの」に
するサービスを追求する。自分にとって主張と志の一貫性でした。

これはハードウェアメーカーであるシスコの、Re−Growthに向けた
新たな取り組みだと信じていますし、日本のメーカーにとっても
ベンチマークとも言える取り組みになるかも知れません。

別途言及しているセブ島留学の前から感じている、このキーワード
Re−Growth」。日本がRe−Growthを実現できるようなビジネスを
ともに創っていけると幸いです。

引き続き皆様、よろしくお願いします。

※ここに書いてある情報や内容はシスコがアナウンスした話でもないので、
あくまでも個人的見解と想いのたけを綴ったものです。
あしからずご了承ください。

※2014年3月26日に発表された「Cisco Cloud Services」に関する
記事を追記しました。

 

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